2017年10月7日土曜日

泥沼のプールで


不確実という名の泥沼に、首までつかって
かろうじて口は泥の外で息をしているものの
いつ泥が口の中に流れ込み、溺れてしまうのか
わからないまま時が過ぎていく

しかし現実には、口の中にまで泥が入ってはいない
今のところは。

そんな状況のまま時は過ぎていき
実際にそんな状況に居ることすらあなたは思い起こさない
きっとあなたは高級ホテルの屋外プールで
優雅に泳いでいる自分を想像している
きっと頭まで水につかれば、脚はプールの底に着いて
水中で跳躍すれば、顔を水面から出すことができる、と。

現実の認識が正しいか、間違っているのかはどうだっていいのかもしれない。
危機的状況に陥っているか、それとも自発的にこの状況に居るのかという認識の違いは
あと一歩で溺れるところにいるという事実をどこまで頭に留めているのかという違い
どれだけ危機を目前にして楽天的に過ごせるかという違い
溺れた瞬間、それが来たるべきしてきた悪夢か、予想だにしなかった悪夢かの違い
結局、迎える結末は誰の目にも同じだ。

2017年10月5日木曜日

崩れ去った小さな世界

あなたの小さな世界は
一振りの言葉の羅列で壊されてしまった
足下に崩れ落ちた世界の断片は
その一つ一つにあなたの価値観を反映して
バラバラになってなお
なぜそれらが一つの構造物になっていたのか理解できないでいる

2017年10月4日水曜日

風邪をひく創作者

かぜを引いているときは、変なテンションで、
創作意欲が湧いて来ないかい?
なんだかハイになったような気分になって?いやいや、風邪薬を服用してハイになってる訳じゃなくてさ、風邪の力か、それともそれに対応する体の副作用か、頭の守衛がお留守になっているような感じさ。

うん、わからないでもないが。

そんな時にできる作品は、普段作るものとは違う凄みがあったり、クレイジーさを持っているんだ。

君は創作家だろう?じゃあ君は意図的に風邪をひくことによって想像力を引っ張り出しているのかい?それはお酒や麻薬を使って創作する連中とどう違うんだい?

おなじだと思うよ。金もかからないし、違法じゃないってだけさ。

2017年10月3日火曜日

弱い

弱い
弱い
弱く
弱きを
弱くも
弱いから
弱くても
弱らせ
弱いままに
弱めて

弱る

2017年10月2日月曜日

好意の難しさ

好意は難しい
好意の認識には差がありすぎる

好意を持って行った事が
悪意に取られる事もあるし

好意を持って行った事を
当然のことと思われることもある

好意を持って行ったことが
ロマンチックな好意だと認識されてしまうこともある

ロマンチックな好意を持って行ったことが
ただの行為に受け止められることもある

好意の認識の正誤を確認する事は難しいし
例え好意の方向性が確認できたとしても

好意のレベルを判断する事はどれだけ長い会話を行ったとしても到底無理だろう

2017年10月1日日曜日

無限の霧

別に正しい認識はないし、間違った認識もない。そこにあるのは無限の誤解から生まれる靄だけだ。

2017年9月30日土曜日

結晶はきらきらと


きらきらと、細かな結晶のそれぞれの断面が光を反射し
それぞれが違った方向に光を飛ばす。

その光は交わることもなく、お互いの面を理解し合うこともない。

2017年9月29日金曜日

がらんどう



悲しいのは、中核で働いている人たちが情熱を持っていなくて、切って落とすことのできる枝先に居る我々の方が、知識も、情熱も、才能も持っていると言うことだ。

形骸化したこの構造物が今も持つのは、がらんどうの張りぼてだけで、昔からその形を知る人々はそれぞれの心の中に持つ過去の幻影をその張りぼてに投影する。

2017年9月27日水曜日

ばんばばばばばばばばばばばばばば

ばんばばばばばばばばばばばばばば、ばんばばばばばばばばばばばばばば。ぼんばんばんばばばばばばばばばばばばばば。ぼんずんどんぼんぼん。

2017年9月26日火曜日

無感情に、人の世を超越して

戦いの果てに尽きた両者の記憶は薄れ
行くあてもなく彷徨う歴史は
この世から消え去る
二人の巨大な亡骸はそこに横たわり
誰もそれに気づくこともなく
風化し
消えて
無くなる

その戦いの火種も今ではわからないし
この二人が存在したことも
人の世にはもうすでに
関係する事がない

その儚さも
空虚さも
人の世の中でのみ成立するもので
ここにはもうない
たしかに二人の残した微かな痕跡は
今もこの世界に存在する
無感情に

人の世を超越して

2017年9月25日月曜日

2017年9月24日日曜日

ズンズンズンドゥン 日曜の朝

ズンズンズンドゥン
日曜の朝
ズンズンズンドゥン
どこからともなく
ズンズンズンドゥン
聞こえてくる
ズンズンズンドゥン
このリズミカルな響きは
ズンズンズンドゥン
誰かのパーティーか
ズンズンズンドゥン
それとも
ズンズンズンドゥン
洗濯機のドラムの音か
ズンズンズンドゥン

ズンズンズンドゥン
日曜の朝
ズンズンズンドゥン
まだ終わらない
ズンズンズンドゥン
この響き
ズンズンズンドゥン
洗濯機の響きが
ズンズンズンドゥン
段々遠ざかる
(ズンズンズンドゥン)
車のエンジン音と共に
ズンズンズンドゥン(半角)
車が流す

音楽だったか

2017年9月23日土曜日

破裂する頭

頭のなかは一杯になり、
そこへは無限に考えや思いや想像が、
どこからともなく湧き出るのに、
そこから出て行くのはほんの少し。
狭い蛇口からは頭の中に詰まっているものがちょろちょろと出るばかり。
それでも蛇口を開けてどうにかして頭の中を外に出そうとしないと、
いつか頭の膨張も終わりを迎え、
水を入れすぎた風船のように破裂してしまうんじゃないか。

2017年9月22日金曜日

根を引きちぎって

根を引き抜いて、根を一本ずつ引きちぎって、
風を体に受けて、思いっきり風を受けて、
飛んでいく

2017年9月13日水曜日

頭痛

あたまがいたい あまたがまたまが あまたがま あまがたいがいが いがいたいが あまいがいが たまいがいまた たいまいだが あいまいだが あたまがいたいが

2017年9月12日火曜日

最後の見送り

アシモフのモフモフ あまぐりのグリグリ アステカのテカテカ そこびえのビエビエ あかすりのスリスリ ようがしのガシガシ ガンジーのジンジン ふるえだのエダエダ ぬりむらのムラムラ おっかあのカアカア アラスカのスカスカ アントンのトントン ドクダミのダミダミ アサガオのガオガオ てっさくのサクサク すぎはるのハルハル たけざおのザオザオ なきおやのオヤオヤ

2017年9月11日月曜日

2017年9月10日日曜日

忘れる忘れる何でも忘れる

記憶はまるで、虫に食われたセーターのようだ。 時系列通りにいくら思い出そうとしたところで、そこには常に虫食いがある。 別に虫が脳に住んでいて、記憶を食べて生きているわけではないのだろうが(そう思いたいが)。 思い出せないというのはなんだか怖いことだ。 しかし、思い出せないものを思い出すことはできないから、どの記憶が欠けているのかはわからない。 だから、ある意味ほんとの恐怖ではなくて、中途半端な、実体の欠けている恐怖だ。 それに気づくのは、他人との会話の中とか、自分で何かしようとしたときに、ふとある部分の記憶が無いことに気づくとき。 それ以外の時には、ただ漠然と記憶の欠けている部分に対して小さな恐怖を種が芽を出すのを感じながらも、それは育っていかない。 それが育つのは、育つのは・・・育つのは・・・

2017年9月9日土曜日

正義感と、理想と

正義感と、理想と、それらと自分の能力の差と、 正義感と、理想と、それらに暗い影を落とす人々と、 彼らに対する悲しみと、幻滅と、やるせなさと、 消えかけた希望と、力及ばず震える我が身と

2017年9月8日金曜日

ももんがどどんが

ももんがどどんがひょっとことことこ ももんがどどんがろっぱっぺーっぽ ももんがどどんがげんげんげげげん ももんがどどんがたんっぱぽんっぱ ももんがどどんがきゃんどるどるどる ももんがどどんがずってんころりん ももんがどどんがぐにゃぐにゃぐってん ももんがどどんがちりかすてぃけ

2017年9月7日木曜日

いろんなモーター音

筋肉の出すモーター音 猫の出すモーター音 空腹の出すモーター音 水道管の出すモーター音 窓の出すモーター音 鍋の出すモーター音 おならのモーター音

2017年9月6日水曜日

そんそんそんなの損

そんそんそんなの損 みんみんみんなの損 じゃんじゃん変えちゃって ねえねえ根元から こんこん根本から どんどんどんと さらさら真っさらに 変えていかないといかないと

2017年9月5日火曜日

涙流しても

涙流しても 止まらなくて 脚を伸ばしても しびれたままで 生卵食べても 元気になるわけじゃ無し 犯罪ドラマも 筋書きが平凡で うるさくても 止められなくて 黙っていても 機嫌悪くて 悲しくても 何も出なくて しゃべってても 何も感じなくて ろくでもなくても どうでもよくなって 刺身を食べたくなって 売ってなくって

2017年9月4日月曜日

点滴の論敵

点滴の論敵 三滴の完璧 三点のかんじき 三人の鑑識 青天の霹靂

2017年9月3日日曜日

孤独という名の牢獄

孤独という名の牢獄
孤独という名の道程
孤独という名の名目
孤独という名の空洞
孤独という名の盲目
孤独という名の弁解
孤独という名の冒涜

孤独という名の幻想

2017年9月2日土曜日

人生は常にバランスとり

人生は常にバランスとり
バランスが崩れない場所を見つけながら
まえに進み
よりバランスが取れる場所を探す
そのためには色々と方法があって
天秤の両端に置くものごとを微調整するのもひとつだし
天秤を支える自分の腕をバランスに敏感にするのもひとつ
天秤を持つ自分自身の体のバランス能力を鍛えてもいいだろうし
バランスを取りながら前に進むのも難しいもので
間違った方向に進まないよう遠くを見つめて歩いてつまずくこともあれば
つまずいないよう足元ばかり見ていて気づいたら
崖っぷちまで来ていて身動き取れなくなることも
そのバランスも難しいから歩いていかないと言うのもひとつだし
いっそのこと自分が倒れこんでしないように椅子に座るのもひとつ
倒れることができないよう水に入って天秤を水面に浮かべるのもひとつ

そもそも天秤など捨て去って歩いていくのもひとつ

2017年9月1日金曜日

季節は周るぐるぐると

季節は周る
ぐるぐると
周り続ける
ぐるぐると
いつまで続く
ぐるぐると
いつから続く
ぐるぐると
変わり続ける
ぐるぐると
まわっているのか
ぐるぐると
毎回違うか
ぐるぐると
同じでないなら
ぐるぐると
変わると言えない
ぐるぐると
巡り巡って
ぐるぐると
表現するのは人だけか

2017年8月31日木曜日

やりたいことがあるというのは良いものだ

やりたいことがあるというのは良いものだ
それをするのを夢見て
何を言われても上の空で
速く仕事が終わらないかと
わくわく
家路を急ぎ
どきどき
夢中になって
寝ているときも夢の中で見て
実際にするときにも夢見心地で
楽しくて
嬉しくて
誰もがこんな夢中になれることを持っていれば
世界はどんなに幸せなところになるだろうか

なんて思ってみたんだけども
ある意味憎しみや怒りも
湧き起こる感情は真逆だけれども
夢中になれるからみんなあんなに
周りの人のことに耳を貸さずに
自分の考えの中にどっぷり浸かりこんでいるんだろう
なんて思ってすこし悲しくなる。

2017年8月30日水曜日

てんてこまいまいテコマイマイ

てんてこまいまいテコマイマイ
マイマイカブリがやってきて
味見をしたは良いものの
てんてこてんてこ叩かれて

おしまいまい。

2017年8月29日火曜日

きりきりまいまいキリマイマイ

きりきりまいまいキリマイマイ
マイマイカブリがやってきて
きりきりまいまい食べたとさ。

めでたしめでたし。

2017年8月28日月曜日

桟橋の、移りゆく景色に、橋から身を投げた。



桟橋の、移りゆく景色に、橋から身を投げた。その瞬間が凍りつく。凍りついたかに見えた時は、其の実、流れをとても緩やかにしただけであった。宙に放り出された身体を認めた時は、その様子をしばし眺めてから、いったいなぜこの人間はこのような状況に至ったのかと、思いを巡らせてみた。なぜこの人物は落ちて行こうとしているのだろうか、何か理由でもあったのだろうか、このようなことがまた起きるのを止めるにはどうしたらいいだろうか?理由を知ることが出来たら止めることができるかもしれない。では何がこうさせたのか?しかし、時はその歩みを遅めることは出来ても、それを遡らせる事は出来なかった。そしてその思考もまた、時間を遡るなどということを考え及ぶことはなかった。

時は、この出来事を暫し考え、それから悩み込み、時の流れは遅すぎてカビが生えそうなほど。しかしもうさらにしばらく考えた後で、時はひとつの結論に達した。きっと当人にはこうなった理由がわかるだろうが、私にはわからない。そして何よりも、この永い時の生涯においてはその終わりに向かうのが私の意図であり使命であり、逃れられない定めなのだ。


時はようやく重い腰を上げ、長く考え事をした後は頭がクラクラするな、とぼやきながら、これまで通りに時間を進めだした。

2017年8月27日日曜日

南国の煉獄

南国の煉獄
監獄の山岳
隣国の激白
倒木の盗賊
豪族の田楽
電卓の文学
三択の満悦
帰宅のただいま

2017年8月26日土曜日

泡の中に居たい


泡の中に居たい
それは難しいことではない
だが泡は透明で、目を背けようとしても
他の泡のことが見えてしまう
他の泡は自分に合わないから
醜く見えて
それを見るのは辛くて
自分の泡も他の泡にくっついて
弾けて
無くなってしまうのではないかと

心配になる

2017年8月25日金曜日

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず


天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず
なんて言って、実際には違うんだ。
人は人の上に人を造り、人の下に人を造る。
もし天が全てを平等に作ったというのがほんとなら

きっと天を人の上に造るのも人だろう。

2017年8月24日木曜日

アムアムアムウェイ

ラムをラムラム注いだ君が アムアム編むのはアムウェイか アムウェイウェイウェイ君の周りの 共が去りゆきただ一人

2017年8月23日水曜日

もう自分だめかもしれないって

疲れて 無感覚になって 頭が重くて 生きる意味を考えることもできなくて 目の前がわからなくなって 何も考えられなくなって 頭が痛くて 混乱して ちゃんと考えられなくて でも細かい思考の断片は動き続けてて 切迫感はあって おなかが減ってるかどうかもわからなくて やる気もなくなって 休むという選択肢も考えられなくて 辛くて 心臓もなんだか苦しくて まぶたを閉じても何も変わらなくって もう自分だめかもしれないって 苦悩の内に人生が終わるのは嫌だから しばらく旅に出る。

2017年8月22日火曜日

アウトプット!アウトプット。アウトプット・・・

アウトプット!アウトプット。アウトプット・・・ アウトプットばかりで、疲れてしまう。 出し過ぎて、中には何も残っていない。 中身が薄く水増しされて流れ出る。 だから疲れるし、出てくる物も薄くなる。 もっとバランスをとらないと。

2017年8月21日月曜日

わ た し は も り に い き た い

わ た し は も り に い き た い
お お い な る も り に
き ぎ に か こ ま れ て
み ど り の に お い た だ よ い
す ん だ く う き に
ご ろ り と く さ に み を う ず め
い の ち を か ん じ た い
ねころがって、そして森の中でパソコンで仕事をするのだ。

2017年8月20日日曜日

ほてる私の体

暑い。汗が出る。体の中が暑い。体が火照る。体がホテル。誰が体に住んでいるのか。私か、それとも私を構成する部品の数々と、そこに共生する生命体たちか。 電車の中で、体が熱い。この旅に、体のホテルの住民たちは熱狂しているのか。我が家に帰るこの旅路に。

2017年8月19日土曜日

ごんごうどうどう

ごんごんどうどう。 工事中。 ごんどうごんどう。 権藤さん。 ごごんごどうどう。 午後はどう? ごんごうどうどう。 言語道断。

2017年8月18日金曜日

人の間に張った線

人と人とが話し合う その間の微妙な線 張り詰めたり緩んだり 見えない糸を垂らしたり 手繰りよせたりしながら 関係性を編もうとしている どの線とどの線とが繋がっているのかを 眺めているのは楽しくて 時折その線を触ってみては 聞こえる音を確かめて この線は何か大きなものに編み上がるだろうかと 思いを巡らせる

2017年8月17日木曜日

弁解2

おお、灰色の空よ。陰鬱な空よ。気まぐれなお前を、私は誤解していた。お前は誰を非難するつもりはなかった。悪かったのは、この私。お前の眼差しの受け止め方を間違えていた。お前は広大で、その大きな両手で、全ての人を包み込む。善きも悪しきも関係なく。私の心を見透かしていたのはお前ではなかった。お前はその許容性を持って私を受け入れてくれたのに、そこに私が見たものは、私自身の鏡像だった。私を咎めたのは他でもない私自身だったのだ。

2017年8月16日水曜日

書き連ねども

書き連ね、書き連ね、書き連ね、腹は減りども金にはならず。

2017年8月15日火曜日

弁解1

おお、青い空よ。そんな目で私を見つめないでおくれ。私は何もしていない。悪いことも善いことも。私にその、永遠に蒼く、無限の形の雲が漂うその目を向けないでおくれ。私が何も成し遂げていないのは、全て私のせいだ。その澄んだ瞳で私の心の奥を見透かさないでおくれ。

2017年8月14日月曜日

へりこぷてり

へりこぷてり、へりへりこぷてり、へこぷてり。こりぷてりこり、さぴかぷりぷとり、まかぷとり。う゛ぇらきぷろぷとり、ことりとぷりとり。さぷりこりぷと。まさぽりとりこぷり。ま。ま。

2017年8月13日日曜日

頭が回る

あなた、頭の回転が速いのね、なんて、お世辞にもならないことを言っても。 頭が回る、ぐるぐると。風邪か、飲み過ぎか、寝不足か。目をつぶっても、目を開けても、ぐるぐる回って困っているのに。

2017年8月12日土曜日

あさどら

あさどら、ひるどら、よるどら。どらやきはいつ食べても良いもんだ。

2017年8月11日金曜日

ペットボトル

ペットボトル一本、手に持って、街を歩いて行った。ペットボトル、でも環境に悪いよ。でも、利便性に打ち負かされて、心動かされて。ごめん、心動かされてない。それほどに、物事を考えなくて。利便性に、考えることができないほどぶん殴られて、生きている世の中。

2017年8月10日木曜日

なんさばんさ

なんさばんんさかんさはんさ!まんさぼんさやむさしんさ!がさがさんがががんさっさっさ!やんちゃにんじゃなんじゃもんじゃやきゃいいんじゃ!なんさいこんさいまんさいげんざい!まんさいぼんさいかんさいまんざい!じんさいしんさいざーさいあじさい!

2017年8月9日水曜日

そういうしだ

そう言う詩だ 総意牛だ そう遊子だ そういう死だ そういうシダ

2017年8月8日火曜日

なかなか出ない

なかなか電車が出ない まてどもまてども出ない いつになったら帰れるの? しくしく泣きたくなってきて それでもまだまだ電車はでない 涙がぽろりとこぼれ落ち はやく家までかえりたいよ はやくふとんでねたいよう まわりの人に気付かれないよう 顔をそらして窓の外見て 暗いけしきは動かない まだまだ電車は出ないよ 早く帰りたいのに

2017年8月7日月曜日

便秘

詰まるお腹の中の中。移動するのはいつの日に、食べた食事かわからぬが、徐々に移動すそのモノをトイレで待てども一向に、出てきてくれず、気は焦り、いつになったら出て行くか。すね齧る子を持つ親の気もわかる気がして。

2017年8月6日日曜日

亀の涙

亀の涙、イノシシの涙、猫の涙、カモメの涙、雀の涙、カブトムシの涙、ゴキブリの涙、トノサマバッタの涙、カメムシの涙、蟻の涙、蚤の涙、クマムシの涙。涙。

2017年8月5日土曜日

目標のために

できること、できないこと、 やりたいこと、やりたくないこと、 目標。 目標達成のためにできること、できないこと。 目標達成のためにやりたいこと、やりたくないこと。 目標のために犠牲にできること、犠牲に出来ないこと。

2017年8月4日金曜日

あかまきがみがみ

あかまきがみがみ あおまきまきまき きまきまきまきま あかまきがみがみ あおまきまきまき きまきまきまきま

2017年8月3日木曜日

あっしゃっしゃっしゃっしゃ

あっしゃっしゃっしゃっしゃ!あっしゃっしゃっしゃっしゃ! あっしゃまっしゃっしゃ! はいっ!まいっ!たぁっ!ぽいっていっまっ! はんっぱまっ!まっ!ぱっ!ぱっ!ぱっ!まっ! たっぱっまっ!はっ!さっ! はっ! はっしゃっしゃっしゃっしゃっしゃっしゃっしゃっ・・・

2017年8月2日水曜日

謎を生む人

謎を解くよりも謎を生む方がずっと面白い。そして多分簡単だ。てきとうなことをてきとうに伝えればいいのだ。裏付けはあるよりもない方がいい。「だそうだ」とか「らしい」とかいう言い回しで自分の責任をどこか他になすりつけてもいいし、もっと断定的に言うことで、嘘でも真実に聞こえるようにしたらいい。 そうやって謎が生まれて、それが時代を経るにつれて、謎な伝わり方をしたり、謎が一部欠けたり付け足されたり、他の謎と合体したりとかして、熟成されていくんだ。

2017年8月1日火曜日

うんぴょう、かんぴょう

うんぴょう、かんぴょう、ひんぴょうかい。なんびょう、なんびょう、なんびょうかい?そうかい、こうかい、そうこうかい。きんかい、ぎんかい、いいんかい?なんかい、げんかい、だいじょぶかい?

2017年7月31日月曜日

ねむい

ねむいです。 眠い甘さに、身を任せたい。 危険性の漂う水面に、身を委ねる危機感との間で、揺らぐ心。 抗いながらも、だんだんと境界線が薄れてゆく。 一瞬、また一瞬と、時が途切れ消えて、気を引き締めようという意識が、頭の中に芽生えるけれども、それが花咲ことはなく、しかしまた、完全に眠りの心地よさに流されることもなく。 絡みあった縄のような、そんな感覚に身を絡め取られながら、現実と、虚無の世界とを行き来する。 筋肉を大きく動かせばこの複雑に頭の中の靄に纏わりついた縄を解けるだろうが、周りの似たような状況にいる乗客を前に、彼らを脅かしたくない。 虚無の世界で縄に足を絡めとられそうになりながらも、その眠気という誘惑に打ち勝とうと、打ち勝とうと...

2017年7月30日日曜日

はんすかたんすか

はんすかたんすか、なんすからんすか、ぱんすかぽんすか、ぎんすかきんすか、こんすかろんすか、たんけろすかっか。

2017年7月29日土曜日

ばしょう

ばしょうはどんなばしょうでしょう。あたたかいばしょうでしょうか、さむいばしょうでしょうか。あかるいばしょうでしょうか、くらいばしょうでしょうか。くさきもそだたない、かこくなばしょうでしょうか。はなかぐわしい、ひよくなばしょうでしょうか。それとも、ばしょうではなく、ばしょでしょうか。

2017年7月28日金曜日

らげらげ

げらげらげらとおけらがわらう。げらげらげらとげらをする。けらけらけらとおけらがわらう。けらけらけらとこけらおとし。

2017年7月27日木曜日

たいよう

たいようなんて、だいすきでだいきらい。強すぎる日差しが肌を刺し、目を焦がし、頭をふらふらさせる。汗はだらだら、熱気はむんむん。でも、寒いときにはとても優しく、冷えた体を温めてくれる。みんなを殺し、みんなを救い、みんなを生かし、みんなを騙す。それがたいよう。

2017年7月26日水曜日

まっとう、ですか

まっとう、ですか? いいえ、まっとうではありません。あなたは、まっとうですか? いいえ、わたしも、まっとうではありません。 うーん、そうですか。なぜ、こんなしつもんを、したのかな? それは、わたしが、まっとうではないからです。だから、なにがまっとうかを、しりたかたのです。 そうでしたか。では、なぜ、あなたは、じぶんがまっとうではない、とおもうのですか? それは、わたしが、よのなかをいきるのを、くろうしているからです。きっと、まっとうなひとであれば、よのなかをいきやすい、とおもうのです。 そうでしたか。でも、もしかしたら、よのなかが、まっとうではないから、まっとうなあなたが、いきづらいのでは、とかんがえてみては、どうですか? それでは、よのなかが、まっとうではないというのですか? そういうみかたをしてみても、いいのではないでしょうか? でも、そうすると、このよのなかの、ふびょうどうさや、みにくさが、よのなかがわるいせいだということになります。でも、わるいよのなかはいやです。だから、よのなかはまっとうだとおもいたいのです。 では、よのなかはまっとうだけれども、ひとびとはまっとうではないというのはどうですか? そういうことかもしれませんね。でもそうすると、よのなかはひとびとでできているから、まっとうでないひとびとがまっとうなよのなかをつくることになって、なんだかおかしいです。 (あなたのかんがえがそもそもおかしいのですよ。)では、こうかんがえてはどうでしょう?よのなかには、まっとうなひとと、まっとうでないひとがいて、かれらがつくりあげるのがよのなかなのです。つまり、よのなかはいちぶまっとうで、いちぶまっとうではないのです。 それは、いいかんがえかもしれません。よのなかのうつくしさも、みにくさも、せつめいできます。 でも、まっとうか、そうでないかも、してんによってかわるものだともおもいます。 というと? あめがふってきたときに、ぬれるのがいやないきものはいやがるけれども、ぬれないとせいちょうできないいきものはそれをこのむのとおなじことです。(いいかげんかいわをおわらせたいなあ。)あ、あめがふってきた。さようなら。

2017年7月24日月曜日

ずんぱっころんぱっこ

ろんぱっこ、かんぱっこ、ぱっころんぱっこ、こっぱろんぱっこ、ぱっころぽっころんぱっころっぱ、きりんがくりんがみりんがっぱろ、ぺっぺっぺっぱろっこぱっぱっこ。

2017年7月23日日曜日

人間という肥溜めに、脂ぎった食べ物をたくさん詰め込む。

人間という肥溜めに、脂ぎった食べ物をたくさん詰め込む。そこにある無責任さは、ただ単純な、その場限りの暴食の枠を超越した無責任さだ。 味わうという幸福をないがしろにし、腹の中に詰め込まれる死体の山の過去への感謝を怠る。そこには生産者という名の生をもてあそぶ者たちへの感謝もなく、また彼らの生活への関心も配慮もない。だからその腹の中の死体の山が何でできているのかも、なぜそれが自分の体だけでなく自然環境そのものに悪影響を及ぼしているのかも、何もわからなくなってしまうのだ。 それは、有り余りすぎるほどに、腐るほどに、無駄に大量に、生を倫理も道徳も意味もなく消費し、ただそれを金としてむしり取る社会の生み出した、反吐の出るような食事文化かもしれない。

ひとのかたまり

機械が動く、轟々と。ごうごうごう。工事現場が動いている。カンカン、だんだん、どしどし、ずんずん。 メトロに乗った、どごーごーごー。暗くなった、ごごのごごのごごぼごごごー。ごーんーーーーひゅぅーーーーうん。駅に着いた、びーっ、びーっ、びーっ、びーっ、扉が閉まる注意の音。 降りなかった、びぎゅーんーぼぼぼーごーぼーーぼぉーーーんーーゆーーううぅーんーーーるるる。びーっ、びーっ、びーっ、びーっ、び。 ごぼーごーごごごーーごごー、ゆーんゆーんごびーびーんーぎゅるーんーーぼーんーーのののののののののーんゆーーーーぅーー。 駅の音もする。もももももももももー、と何かモーターの唸るような。機嫌が悪いのかも。歩み行く集団の折りなす羅列。 るーーぎゅるーるーるーるーーーるー。エスカレーターに連なる人々は、僕と同じ方向に流されていく(真逆に流れる人もいる)。 わーさーーわーまーーさーわーー、人々のざわめきの重なりあった音のかたまり。耳が音を受けて押される圧倒感。わーーさーーーざーーわーー。人のかたまり。なんだか機械みたいだ。

2017年7月22日土曜日

いつもたいへん

いつもたいへんおせわさまさま。いっつもたいへんでこまっちまうまう。いつもへんたいがちょっかいだしてくるくる。いつもどいつもこいつもいつも、つもつもつもる、たいへんさ。 ふたりでせおう、かいしゃでせおう、しゃかいでせおう、くにでせおう、ほしでせおう、たいへんさ。いつもたいへんでござる。 ふたりで、かいしゃで、しゃかいで、くにで、ほしで、いつもたいへんおせわさまでござる。

2017年7月21日金曜日

せいじ

どんなせいじ、いろんなせいじ、いろいろあっていいとおもう。よいせいじだって、わるいせいじだってある。みぎよりも、ひだりよりも、ぱせりだってろーずまりーだってたいむだって。そんなはーぶのせかい。

2017年7月20日木曜日

ぞんばずんば

ぞんばずんば、むんばずんが!ばんがぼんが、ぎんばきんば!がんばむんば、ぎんがいんが!そんがないが、あんがいいいが!わるかなが、よくもないが!んなわけないが、じんじゃにんじゃ!かんじゃなんじゃ、しんじゃいやじゃ!

2017年7月19日水曜日

どんちどんち

どんちっ、どんちっ。どんどんどん、ちっ。どんどこ、ちっちっ。どんっち、ちっ、ちっ。どっちもちっ、ちっ。ちがうんだな、これが。

2017年7月18日火曜日

げんき(ん)だしていこう

現金出していこう。身の丈にあった現金出していこう。出さないでいこう。社会の窓はしめていこう。今度またいこう。今度でいいからいこう。今回はやめてからいこう。後悔先に立てていこう。現金なかったら相場を移行。職場も移行。総理の意向は気にしないで行こう。憩う時間も大切です。元気出していこう。

2017年7月17日月曜日

ぶんどこことどこ

ぶんどこどこここ、ぶんどきどこそこ、ぶんどどどどどど、そここここそこそ、ぶんこはどこかな、ぶんぶくがまがま、ぶんぶんここどこ、ずんどこずんずん、げんげんげげげん、だんだだんだん、ぶんぶんぶべべべ。

2017年7月16日日曜日

そりまくって

そりまくって、かりまくって、だしまくって、けつまくって、くいまくって、かじりまくって、それでいいって、これじゃだめだって、言ってくれって。俺に、言ってくれって。

2017年7月15日土曜日

もん

もんもんと、もんもんもんと、もんもんと。ときはすぎゆく、もんもんと。

2017年7月14日金曜日

正しいとか正しくないとかじゃなくって

正しいとか正しくないとかじゃなくって、やましいとかやましくないとかじゃなくって、悲しいでも悲しくないでもなく、寂しいでも、楽しいでも、悔しいでも、嬉しいでも、苦しいでも、美しいでもない。 限りなく、純真に、感情の塊。 たましい。

2017年7月13日木曜日

誰もが落ちる、この世界。

人間としての体の健康 人間としての心の健康 個としての体の欲求 個としての心の欲求 社会との関わりで求められる物理的要求 社会との関わりで求められる精神的要求 どれか一つでもバランスを崩して落ちれば、他の部分も巻き添えを食ってバランスを崩してしまう。こんなややこしい中でバランスをとって生きていくのはよっぽどの曲芸師じゃないと難しい。だから多くの人はどこかで落ちている。落ちる高さは違うかもしれないけど。でも、だから落ちることを恐れないで。

2017年7月12日水曜日

ぽんぽんぽこりん

ぽんぽんぽこりんぺんぽこりん、ぺんぺんぺんぺんぺんぽこりん、ばばんばんばんばんぽこりん、じゃんじゃんじゃかじゃんじゃんぽこりん、にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃんにゃんぽこりん、ぽりーしぽりぽりぽんぽこぺりん。

ナンセンスな電子書籍

ナンセンスが大爆発したり、発火しないで消えちゃったり。そんなよくわからない不思議でリズミカルで謎な文章で満ち満ちたブログ『ナンセンスすりりんご』が電子書籍になりました!ブログ収録の61編の他、新たに書き下ろした7編の新作ナンセンスも大収録。
ブログ「ナンセンスすりりんご」が電子書籍になりました!ブログでまだ公開されていない新作や、本書籍でしか読むことのできない書き下ろしナンセンスも収録しています。 今後ともナンセンスすりりんごをどうぞよろしくおねがいいたします。

2017年7月11日火曜日

私が知っていること。

それはなんだろう。知っているってそもそもどういうことだろう。私が知っていることって、本当にあるのだろうか? 私はあなたを知らないし、自分の大切にしているおもちゃのこともよく知らない。家族のこともどれだけ知っているのかわからないし、それに、私自身のことについてはなおさらわからない。 人は表面に見えてくるものしか見えないし、聞こえないし、感じられない。それがそのものの一部でしかないことは、頭が良さそうな人もわかっていない(もしくはわかっているフリをして他人をだますのに使っている)。 もちろん、知識がたくさんあった方が生活か便利になる気もするし、人間関係も円滑になる気もするし、仕事もはかどる気もする。でも、本当にわかっている、本当に知っていることってどれだけあるだろう? きっと私もあなたも物事をなんとなくわかっているような気になってこれまで生きてきたし、これからも生きてきた。 でもでも、それでも自分が知らないことなら世の中にたくさんあるのはわかる。だけども、知らないと言うことを知っていると言うことは知識に含まれるだろうか?

2017年7月10日月曜日

2017年7月9日日曜日

詩ですかでん

詩ですか?どんな詩ですか?なんかこう、おしゃれ系?難解なやつとか?それとも、ちょっとこう、甘ったるいロマンチックなヤツとかっすか? いえ、もっとこう、ナカミがなくて、スカスカで、なにもないんだけれども、それでいい、みたいなヤツです。私の人生や、そしてもちろんあなたの人生と一緒でん。でん!でん!でん!!!

2017年7月8日土曜日

損と卓と、忖度と。

彼は卓の上に自分が被る損を乗せ連ねて言った。「これじゃあしょうがないよね。しょうがないでしょう。むりだよね、やっぱり。」

もぬーん

ありがとうございますーって感じで大丈夫ですかねーから始まったプライドが許されるならよかったですかーちゃんって呼ばれてるので好きになってくれてよかったですねわかりますそれくらいまで起きていたんですかねぇけど今ならいつでもできるのかなって心配してたんだけどどうなってるんだけどもぬーんてくださいねーからどうぞよろしくお願いします。

2017年7月7日金曜日

あさってから来た地獄

あさっての方向から飛んできた、槍をきのうに投げ返し、涙をのんで見守った、愛しいあの子の晴れ姿、それでも雨はやまないが、ウサギの耳は隠れ見え、いななく鳥のさえずりに、歌うは我の心情の、恋に仕事に片付けに、まだ見ぬ夢の狸汁、皮算用も早々に、明日への扉を開きつつ、も一度寝れば明くる日に、とりいだしたるは一本槍、過去の行い正すべく、おととい向かって投げいれば、一昨昨日へと飛んでいき、見初めしあの子を貫いて、哀れ乙女は黄泉の国、泣き濡れ私は辺獄で、己の過去を悔やんでは、すべてを呪い恨みつつ、二つの穴を眺めては、やはり我が身も愛しくて、次第に陥る蟻地獄、来世は狸になりたいと、地獄の鳥に泣きすがる。

2017年7月6日木曜日

むいか

むいかむいか、さむいかむいか、さむくないかもしれないが、むいかもしれないし、むいかかもしれない。まんだんさんだんごまんだん、だだんだんだんだんぱつしき。むいかはいいひかわるいひか、さらりとさらさなかきつらね、むいかがくるのをひとばんねてまつ。

2017年7月5日水曜日

あまたがいたい

あたまがいたい、あまたがいたい、あまたがはま、あなたがいたい、おなかがいたい、おならだしたい、やまがたいきたい、たまにはいたい、たべたらいたい、ふらんしたいたい、たまがたがたか、あまがたあがた、あなたといたい、あいたい。

2017年7月4日火曜日

模造紙

模造紙は、模造品か。模造は、本物によく似たものという意味だと思うが、そうすると模造紙は紙ではないわけか。

2017年7月3日月曜日

かすかす

かすかす鎹。がいがい公害。こうこう走行。そうそう運送。うんうん幸運。こうこう膀胱。ぼうぼう消防。しょうしょう外傷。がいがいがいがいがいがいがいがい、いがいがののど。

テストテスト、ホー、ホーッ。

こんなテストに一体どれだけの意味があると言うのか。もし、これ、そして、あれ。もし、この文章が公開されたら、そしたら、別のところでも公開される、テスト。そこにはこの文章の題名や文章そのものが私の許可の元コピーされて、それを皆様への通知とする。まったくもって変なテストだ。そのためだけに私は携帯の小さなボタンをポチポチ押しながら、努力と退屈と涙と平凡と悲しみと、やりきれなさを抱えつつ、右目の中に入りかけた睫毛と、テレビ画面に映った不可思議で、凝った作りで有りながらきっとそこにはなんの意味もなく、そのなんの意味も持たない部品が構成されて言って意味ありげに見える、ただ過去から現在に逆流した、人々の熱狂を小馬鹿にしたような作品に視界の脇と耳からの情報を占拠されながら、エクトプラズムを吐き出す謎の生き物などに時折注意を向けながら、これを書き終えた。まる。

2017年7月2日日曜日

(無題の投稿)

一年以上の長い間、タイトルが(無題の投稿)となっていた、その、まだ未公開の投稿を開いてみると、そこには何も書かれていなかった。